
生理前はイライラすると、やたら女性がいっていませんか?確かに生理前の女性はいつもよりイライラしているようですが、何故なんでしょうか。
生理前の心や身体の変化をPMS premenstrual syndrome(月経前症候群)といい、排卵後から月経までの基礎体温でいう高温期に当たる黄体期に、個人差がありますが身体や精神、また人によっては社会的症状が出ます。
原因については、排卵後のホルモンバランスの変化によるものや水分貯留といった多くの説がありますが、要因はまだはっきり分かっていません。症状や程度に個人差が大きく、それらの症状情緒不安定や、睡眠障害、倦怠感、肩こりや腰痛、乳房のはりなど150以上もあると言われ、日本では約1.500万人もの女性がPMSであると言われていますが、程度の差はありますが月経のある女性は皆なんらかのPMS症状をもっているといわれ、症状の酷い人は、仕事にも支障をきたし会社を休む事になる人も少なくありません。
PMSは、正常に排卵が起こり妊娠の準備が出来ているという証拠なので女性にとってはむしろ健康である証拠ですが、自覚症状のまったくない人から、症状の軽度な人、生活や仕事が正常に行えない重度の人がおり、極端に重度の症状をPMDD premenstrual dysphoric disoder(月経前不機嫌性障害)と言います。
PMDDは生理前のイライラや憂鬱感などの精神不安定の症状で、激しく攻撃的になったり、鬱状態や無気力、人によっては自殺願望が起こるなど、人によって症状は様々です。うつ病と勘違いされる人もいますが、PMDDは排卵日前後から生理前の一定期に症状が起こり、生理が始まると症状が治まります。治療は薬物療法や生活指導などで、PMDDの治療がうつ病の症状改善と同様の事がされる為、婦人科や精神科もどちらが専門であるかまだ分かっていないのが現状です。
自覚のある人は基礎体温をつけ、月経周期を知る事でPMSやPMDDの症状に備えると、突然のイライラの原因がわかり不安が少しは解消されますが、酷い時は無理せず専門家に相談しましょう。
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